大腸内視鏡検査
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大腸内視鏡検査とは?
大腸内視鏡検査とは、肛門から内視鏡を挿入して大腸の中を直接観察する検査のことです。
下部内視鏡、大腸カメラとも呼ばれます。
検査の所要時間は10~20分程度です。
特徴①
患者さんご自身でも腸内の様子をモニター映像で見ることができるため、検査を受けながら医師から説明を受けられます。
特徴②
万が一病変が見つかっても、その場で検査用に一部を採取することが可能です(生検)。
検査でわかる疾患
- 健康診断で再検査と言われた
- 血便が出た
- つらい下痢や便秘に悩んでいる
- 腹痛がある
- 家族に大腸がんの方がいる
という方は「大腸内視鏡検査」を受けてみましょう。
検査の流れ
STEP 1 前処理
大腸をきれいにするため、下剤を飲んでいただきます。(※自宅で飲んで頂きます)
検査着に着替えて、横になっていただき、鎮痛剤、腸の動きを止める薬を必要に応じて注射します。
STEP 2 検査
内視鏡を肛門から挿入して検査をします。(必要に応じて炎症の程度や良性悪性を判断する為に生検を行います)
STEP 3 検査後
横になって安静にしていただいた後、帰りに検査結果を聞いて終了です。
※生検を行った場合、後日検査結果の説明があります。
検査の注意点
精密な検査のために、大腸内に便が残らないようキレイにする必要があります。
そのため、下記のことを守っていただきます。
検査が決まったら
- 緑内障、心臓病、前立腺肥大、喘息と診断されたことがある方は事前にお申し出ください
- 検査の前にB型肝炎、C型肝炎、梅毒などの感染症を調べる血液検査を行います
- 検査にあたって普段から飲んでいる内服薬の服用は事前にご相談ください(特に血液をサラサラにして凝固し難くする薬)
検査前日
- 夕食は20時ぐらいまでに済ませ、22時頃に指定の薬を服用いただきます
- 20時を過ぎても、水分は摂って構いません
- 早めに就寝してください
検査当日
- 早朝より水溶性下剤を服用して頂きます(事前に看護師より服用方法を説明いたします)
- 食事を摂らないでください(水・薄い色のお茶は飲んでも問題ありません)
- 検査着に着替えやすい服装でお越しください
- 前処理によって眠気やふらつきが起こる可能性があるので車やバイク、自転車の運転は禁止です
検査時
- アクセサリーなどははずしていただきます
- 検査中は力を抜いて楽にしてください
検査・生検組織検査施行終了後
- 激しい運動やアルコールの摂取も控えていただきます
- 長風呂は避け、シャワーを浴びる程度にしていただきます
- 前処理によって眠気やふらつきが起こる可能性があるので車やバイク、自転車の運転は禁止です
当院には「潰瘍性大腸炎」の検査と治療を行う
日本消化器病学会認定消化器病専門医、
消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医がいます
澤田 康史
潰瘍性大腸炎の治療を得意としています。
学会出席以外は毎週土曜日診療しております。
電話にてご予約下さい。
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に炎症が起こる疾患です。
原因がわからず、「難病」に認定されています。
男女ともに20代で多く発症し、
平成25年度時点で患者数は166,060人とされています。
(※平成25年度末の医療受給者証および登録者証交付件数の合計)
症状としては、血便や下痢、軟便、腹痛が起こります。
これらの症状が続いたり、良くなったかと思ったらまた悪くなったりするのがこの疾患の特徴です。
ひどくなると、発熱、体重が減る、頻脈、貧血などの全身症状もあらわれます。
症状悪化または癌化の恐れがある場合は、全大腸を摘出する必要がある疾患です。
気になる症状があれば、当院で大腸内視鏡検査を受けましょう。
症状悪化または癌化の恐れがある場合は、全大腸を摘出する必要がある疾患です。
症状を詳しく問診し、他の病気の区別した上で検査をすすめていきます。
腸の炎症を抑える薬物治療や、必要に応じて外科手術を行っている病院を紹介いたします。